ヤドラン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ&ポケモンスタジアム)

ヤドラン [編集]

No.080 タイプ:みず/エスパー
急所率  :5.9%
水/超HP攻撃防御特殊素早合計種族値
ヤドラン95751108030390
スターミー607585100115435

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/むし
ふつう(1倍)ノーマル/どく/じめん/ひこう/いわ/ドラゴン
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

みず×エスパー複合タイプの一角。
環境の都合上、弱点は実質的にでんきくさのみ。
種族値は物理耐久が高い一方で特殊は意外と並程度だが、初代では覚えるポケモンが限定されるドわすれを習得。
当時は特殊が分離されておらず、特攻・特防の双方を同時に2段階強化できる強烈な積み技。
使用ポケモンが制限されたルールにおいては、ペルシアンと双璧をなすトップメタを張った強力なポケモンである。

エスパー技の通りも良い上に強力なこおり技を採用可能と、一度でも積むことに成功すると強烈なアタッカーとして活躍できる。
第一世代では種族値の素早さが一撃技や急所率に直結し、かつ、急所時は攻防双方の有利・不利を問わず全てのランク補正を無視してダメージが計算される。
ヤドランは鈍足であるため急所率は低く、攻撃時にドわすれの効果が失われることが少ないのでドわすれとのシナジーは高い。
反面、全般に急所率の高いでんきポケモンや、ほぼ確定急所のはっぱカッターに対しては、ドわすれの特防面における効果が失われがち。
せっかくドわすれを積んでも、極端な鈍足から上から弱点と急所を突かれたり、一撃技を撃たれてあっさり沈んだりする事もある。
耐久よりのポケモンではあるがじこさいせいを覚えず、回復技はねむるのみ。
安全に眠るにはかげぶんしんを積まないといけないが、ドわすれも積みたいヤドランにとって、両積み技の採用は悠長な戦法となり妨害されやすい。

みずエスパー複合ポケモンとしてはスターミーが存在し、威力と素早さにおいて素のアタッカー性能は劣る上に、
スターミーはじこさいせいを覚えるため、持久面でもヤドランは遅れをとっている。
差別化するためにはドわすれがほぼ必須。
スターミーが覚えるでんき技がない代わりに、ヤドランは対でんきのじめん技を覚えるがドわすれとはシナジーがない。
初動の遅さなどからスターミーが使用可能なルールでは肩身が狭い存在である。



技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特殊↓33.2%一致エスパー技。通りが良いのでドわすれを積んだ後にゴリ押しやすい。
ハイドロポンプ120(180)80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり95(142)100-タイプ一致技。中威力・性能安定。
ドわすれでとくしゅを上げる前提なら、ハイドロポンプよりこちらが安定する。
ふぶき12090凍り30%ひこうくさドラゴン。機能停止狙いでも。
物理技タイプ威力命中効果解説
カウンター-100優先度-1ペルシアン。直前に受けたノーマルかくとう技のダメージを2倍にして返す。
じしん100100-でんき。性能安定。スターミーとの差別化要素だがドわすれで威力は上がらない。
ダメージはドわすれ2積等倍サイコキネシス>2倍じしん
じわれ-30一撃必殺こおり相手に一撃必殺をねらうなら。フリーザーには無力。
でんじはとの併用前提。
変化技タイプ命中解説
ドわすれ-とくしゅを2段階UP。攻防を大幅強化。スターミーとの差別化要素。
ねむる-HP全回復するがねむり状態になる。
ドわすれやかげぶんしんを積んだ状態で眠る。状態異常解除目的でも使える。
かげぶんしん-回避率↑。凍らせたり、交代際を狙って積む。
ドわすれを盾にすることもできるが、急所には注意。
みがわり-身代わりを設置。ドわすれを積めれば鉄壁のみがわりとなる。
でんじは100相手を麻痺状態にする。超鈍足だが相手の素早さが1/4となるので
自身が麻痺してなければLv55マルマイン相手でも先手を取れる。
さらに相手を麻痺させた上でドわすれやかげぶんしん等ランク変化技を使うと、
使う度に麻痺の素早さ1/4の効果が重ねがけされる。
この仕様によりヤドランのじわれが実用になる。

型考察 [編集]

ドわすれアタッカー型 [編集]

推奨Lv:50
確定技:ドわすれ/サイコキネシス
優先技:ふぶき/ハイドロポンプorなみのり/みがわり
選択技:かげぶんしん/ねむる/でんじは/カウンター

Lvを上げても特に優位になる相手はいないのでLv50推奨。
ドわすれを積んでなぎ倒していく型。
サイコキネシスの追加効果もドわすれと相性が良い。
第一世代ではかげぶんしんの効果は強力だが、ドわすれで特殊耐久が上がるので、みがわりの方がヤドランにとってはシナジーがある。
物理耐久は高いものの、物理アタッカーに対しては素の耐久で受けなければいけないので、過信は禁物。
一応、物理防御を上昇させるからにこもる、リフレクターを覚えるが、物理防御も一緒に積む悠長な暇はないだろう。
ドわすれを1回以下しか積めてない状況ででんきポケモンに遭遇したら、HP次第だがふぶきで凍結を狙うのが最善手となるだろうか。
はっぱカッターを使えるくさポケモンは、全てサイコキネシスで弱点をつけるどく複合。
2回ドわすれを積めていれば、サイコキネシスで確1。相手からのはっぱカッターは確2なので、HPを多く残しておければ正面から返り討ちにできる。

基本的には確定技と優先技の中から2技でいいが、ペルシアンを重く見るならカウンターも採用の余地はある。
ドわすれを積めていない状況であれば、サイコキネシスよりカウンター(きりさく)の方がダメージは高い。
ただ、ヤドランを見たペルシアンは普通は10万ボルトを使ってくる。
ヤドランの高い物理防御もカウンターとはアンチシナジーであり、有用な状況は限られている。


対ヤドラン [編集]

注意すべき点
ドわすれにより特殊攻防を大幅に強化してくる。
ヤドランの急所率は低いので急所にあたってダメージが下がることが少ない。
サイコキネシスの追加効果もヤドランのゴリ押し性能を高めている。
凍結耐性こそないが、こおりエスパー双方を半減する優秀な耐性を持ち、物理耐久も優秀。
対策方法
ドわすれを積みきらせる前に、でんきポケモンの急所攻撃によって圧倒するのが最善。
ただしヤドランは役割破壊技のじしんを覚えるので、その点は注意が必要。
はっぱカッターもドわすれ崩しに有力ではあるが、習得するフシギバナウツボットも一致サイコキネシスに弱いのが難点。
手遅れになる前に上から押し切りたい。
ナッシーのどくやど戦法であれば、一致弱点技を食らうことなく交代orどくやどの2択を迫れる。
素早さが低いので、一撃必殺技や先行バインドハメも通りやすいが、でんじはには注意が必要。

外部リンク [編集]