ラッキー [編集]
No.113 タイプ:ノーマル 急所率 :9.8%
鈍足高耐久ノーマル | HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
ラッキー | 250 | 5 | 5 | 105 | 50 | 415 |
カビゴン | 160 | 110 | 65 | 65 | 30 | 430 |
初代では最高のHPが特徴の単ノーマル。ピンプクとハピナスは両方とも不在。
弱点のかくとうは初代では不遇でサブウェポンへの搭載率も低めであまり飛んでこない。
耐性も実質的に無いも同然だが、その凄まじい特殊耐久により、特殊技に分類されるタイプには耐性があるも同然。
単ノーマルということもあり初代としてはサブウェポンも豊富、特殊分離前なので数値上の特殊火力は後の世代のハピナスよりも高い。
総じて重火力特殊アタッカーとして高い完成度を誇り、後の世代における活躍を予見させるだけの実績を残している。
防御は壊滅的に低いが、その分だけ個体値・努力値の恩恵が大きく、またHPの高さから物理耐久自体が低い訳ではない。
全てのステータスに努力値を配分できる当時の仕様により、理想固体ならケンタロス相手も高速再生で受けきれるだけの数値は持つ。
捕獲率・出現率ともに低いので難易度は高めだが、しっかりと厳選・努力値を振ることで本領を発揮してくれる。
短所として、素早さの低さは初代では響きやすい。一撃必殺やバインド技により折角の耐久が意味を為さなくなるリスクは残る。
初代の仕様でこおり状態に陥れば実質的に瀕死。高い耐久を貫通する手段を持つ相手には、不一致技を用いた不利な殴り合いを強制されてしまう。
ラッキー側もどくどく、かげぶんしんといった搦め手は豊富にあるので、技構成で一定の対策は可能。
それでもカバーしきれない相手にはパーティ単位でのケアを心がけておきたい。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | ![]() ![]() |
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ふぶき | 氷 | 120 | 90 | 凍り30% | 対じめん・ひこう・くさ・ドラゴン。機能停止狙いにも。 | ![]() ![]() |
れいとうビーム | 氷 | 95 | 100 | 凍り10% | 持久戦を重要視するならふぶきと両採用。命中安定。 | ![]() ![]() |
10まんボルト | 電 | 95 | 100 | 麻痺10% | 対みず・ひこう。こおり技との相性補完に優れる。 | ![]() ![]() |
サイコキネシス | 超 | 90 | 100 | 特殊↓33.2% | 対どく・かくとう。特に対ゲンガー。擬似的な火力強化目的でも。 | ![]() ![]() |
だいもんじ | 炎 | 120 | 85 | 火傷30% | 対パラセクト。キノコのほうしを打たれる前に確1で焼き払える。 もうどくをねむるで回復した睡眠明けの相手に打ち、 やけどを負わせるとやけどダメージが累積で増える。 やどりぎのタネ&どくどくコンボよりは通しづらいが持久戦であれば狙うチャンスもある。 | ![]() ![]() |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | ![]() ![]() |
がまん | 無 | - | 必中 | - | 2ターン後の自分の行動までがまん状態になる。その間に受けたダメージを2倍にして返す。 第一世代唯一の必中技。相手に対応の暇を与えてしまい扱いづらいが持久戦の打開に。 | ![]() ![]() |
カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-1 | 直前に受けたノーマル・かくとう技のダメージを2倍にして返す。 物理アタッカーへの牽制。特にカビゴン・ケンタロス・ペルシアン。 対象の物理技と噛み合えば確1で倒せるが、よまれると不発に終わる。 また、同Lvカビゴン・ケンタロスの急所はかいこうせんは受けきれず落とされる。 カビゴンのじばくも受けきれない。 | ![]() ![]() |
ちきゅうなげ | 闘 | - | 100 | Lv分の固定ダメージ | 初代ではゴーストにも当たり、幅広い相手に安定したダメージを与えられる。 特殊火力が高いので有用な状況は少ないが、PPが最大32と持久戦向き。 | ![]() ![]() |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ![]() ![]() | ||
タマゴうみ | 無 | - | HP1/2回復。高速回復技。ラッキーの要。 | ![]() ![]() | ||
ちいさくなる | 無 | - | 回避率↑。第一世代では上昇率が大きい。一撃必殺技の回避率も上がる。 小さくなる状態はないのでのしかかりを気にする必要はない。 | ![]() ![]() | ||
うたう | 無 | 55 | 相手眠り。命中率は低いが、命中すれば大きな隙をつくれる。 | ![]() ![]() | ||
みがわり | 無 | - | みがわり人形をだす。一撃必殺・凍結避けに。 | ![]() ![]() | ||
でんじは | 電 | 100 | 相手麻痺。麻痺になれば素早さ1/4。一撃必殺対策に。 こうそくいどう持ちのバインドハメは防げない。 | ![]() ![]() | ||
どくどく | 毒 | 85 | 相手猛毒。持久形でのダメージソース。だいもんじとのおおやけどコンボも強力。 | ![]() ![]() | ||
リフレクター | 超 | - | 物理攻撃のダメージ実質半減。交代するまで継続。 物理耐久を補えるが、カウンターとの相性は少々悪く、急所率の高い第一世代環境では無力化されがち。 | ![]() ![]() | ||
ひかりのかべ | 超 | - | 特殊攻撃のダメージ実質半減。交代するまで継続。 過剰なほどの特殊耐久を得られるが、凍結率と急所率の高い第一世代環境では無力化されがち。 | ![]() ![]() |
型考察 [編集]
特殊受けアタッカー型 [編集]
推奨Lv:50
確定技:タマゴうみ
選択攻撃技:ふぶき/10まんボルト/サイコキネシス
選択変化技:ちいさくなる/みがわり/でんじは/うたう
第一世代ラッキーの基本的な型。
純粋なアタッカーとしてバランスが良いのは、攻撃技がふぶき/10まんボルト、変化技がタマゴうみ/ちいさくなる。
回避を高めつつこおり・でんきの幅広い攻撃範囲で対処し、頃合いを見て回復する。
不一致技ゆえの火力不足のため、ふぶきの凍結に期待するところが大きいので無駄打ちは避けたい所。
ふぶきが切れてしまうと「受けきれても倒しきれない」状況に陥りがち。
攻撃技にサイコキネシスをいれると相手特殊ダウンの追加効果で、擬似的な火力強化ができるが技スペースが厳しい。
みがわりやでんじはなど、搦手の変化技があると一撃必殺やバインドハメへの耐性強化ができるが、やはり技スペースの問題がのしかかる。
この型に限った話ではないが、組ませるパーティー単位でラッキーの役割を明確化させて構築したい。
持久型 [編集]
推奨Lv:50
確定技:タマゴうみ/ちいさくなる
選択攻撃技:ちきゅうなげ/カウンター/だいもんじ
選択変化技:どくどく/みがわり
持久戦に特化したラッキーの型。
基本はタマゴうみとちいさくなるで要塞化し、毒ダメージやPPの多いちきゅうなげでじわじわと削っていく戦法となる。
要塞化する前にふぶきで凍らされる事が一番困るので、できれば他ポケモンで先に対処しておきたい。
居座る関係上、物理アタッカーと正面切って戦うことも十分考えられるため、カウンターも有力な候補となる。
だいもんじはどくどくとのおおやけどコンボ狙い。
対ラッキー [編集]
- 注意すべき点
- 第一世代最高の特殊耐久に加え、高速回復技も覚える。
物理耐久もきっちり個体値選別・努力値育成されていれば、ケンタロスのはかいこうせんにも1回は耐えられる。
カイリキーのじごくぐるま、サワムラーのとびひざげりをもってしても、急所に当たらない限り確1はない。
ノーマル・かくとうわざにカウンターで合わせられると、高HP低防御のためほぼ確1で返り討ちにあってしまう。
後年のハピナス/ラッキーと違い、不一致技のみではあるが火力もある程度兼ね備えている。
特殊攻撃技、変化技ともに豊富に覚え、搦め手もこなせる。
- 対策方法
- 高耐久だが鈍足であるので、先んじて一撃必殺技なりふぶきで行動不能にしてしまうのが一番楽。
バインドハメも通しやすい。
物理耐久は高くなくカウンターで待ち受けていることもあるので、ノーマル・かくとう以外の物理技を使うのも有効。
攻撃技が物理技となるタイプはノーマル・かくとう・どく・じめん・ひこう・むし・いわ(・ゴースト)。
技威力の関係上、実用的なのはじめんとひこうになる。
ケンタロスであれば、じしん→はかいこうせんのコンボが有効。じしん→じしん→のしかかりと透かすのもあり。
要塞化する前であれば、カビゴンのじばくで1:1交換もできる。
攻撃面はふぶきの凍結に頼っているところが大きいため、交代を駆使してふぶきを無駄打ちさせてしまうのもよい。
同じ鈍足高耐久ポケモンにナッシーがいるが、微妙に素早さが高くねむりごなを使えるので、眠らせてサイコキネシスでゴリ押しする手もある。