ラッキー - ポケモン対戦考察まとめWiki|第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ&ポケモンスタジアム)

ラッキー [編集]

No.113 タイプ:ノーマル
急所率  :9.8%
鈍足高耐久ノーマルHP攻撃防御特殊素早合計
ラッキー2505510550415
カビゴン160110656530430

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

初代最高のHPを誇る単ノーマル。高い特殊と合わせて特殊耐久の高さは他の追随を許さない。
弱点のかくとうは初代では不遇な一方、耐性のゴーストも、
当時はナイトヘッドを含めた固定ダメージ技がタイプの相性を無視するので、仕様上の耐性が存在しない。
しかし高い特殊耐久のため、攻撃技が特殊技に分類されているタイプ(ほのおみずでんきくさこおりエスパー)に耐性があるも同然。
(ドラゴンもとくしゅだが、攻撃技は定数ダメージのりゅうのいかりのみ。)

特攻・特防分離前のため、後の世代で登場する進化形ハピナス(特攻75)より火力は高い。
ただし一致技は物理扱いのため、必然的にサブウェポンのみで戦うことになり、数値ほど火力が出ない点は注意が必要。

物理耐久についても、高いHPと全パラメータに努力値をふれる初代の仕様により、
理想個体であれば同Lvのケンタロスのはかいこうせんを確2に抑え込める程度の耐久はある。
急所のしかかりも耐えるため、カウンターをちらつかせることで牽制もできる。
防御種族値が低い分だけ努力値と個体値による恩恵が大きいので、しっかりと厳選しておき、努力値も稼いでおきたい。

上記の通り高い耐久力と、当時としてはエスパー以外では珍しい高速再生技を組み合わせ、特殊アタッカー相手の回避耐久戦術を得意としている。
特にこの世代で猛威を振るっているでんき相手に強く出られる特殊アタッカー、という点が光る。
もとより鈍足のためでんじはなどの麻痺がさほど痛くないし、麻痺になればラッキーがふぶきで凍ることもなくなる、
回復技は状態異常を治してしまうねむるではなくタマゴうみがある、という寸法である。
さらに攻撃技・変化技とも豊富に揃っておりカスタマイズ性が高いのも強みである。

反面、低いすばやさから一撃必殺技やバインドハメをくらいやすい。
高い耐久がアダとなってふぶきで凍結の試行回数稼がれて起点にされるという事もある。
また、不一致技の火力不足が原因で「受けきれても倒しきれない」状況がラッキーではありうる。
豊富な技で対策はできるのでラッキーを早期に要塞化して予防するか、他のポケモンで不安要素を取り除いてからラッキーを要塞化するか、
パーティー単位で対策を立てておきたい。



技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ふぶき12090凍り30%じめんひこうくさドラゴン。機能停止狙いにも。
れいとうビーム95100凍り10%持久戦を重要視するならふぶきと両採用。命中安定。
10まんボルト95100麻痺10%みずひこうこおり技との相性補完に優れる。
サイコキネシス90100特殊↓33.2%どくかくとう。特に対ゲンガー。擬似的な火力強化目的でも。
だいもんじ12085火傷30%パラセクト。キノコのほうしを打たれる前に確1で焼き払える。
もうどくをねむるで回復した睡眠明けの相手に打ち、
やけどを負わせるとやけどダメージが累積で増える。
やどりぎのタネ&どくどくコンボよりは通しづらいが持久戦であれば狙うチャンスもある。
物理技タイプ威力命中効果解説
がまん-必中-2ターン後の自分の行動までがまん状態になる。その間に受けたダメージを2倍にして返す。
第一世代唯一の必中技。相手に対応の暇を与えてしまい扱いづらいが持久戦の打開に。
カウンター-100優先度-1直前に受けたノーマルかくとう技のダメージを2倍にして返す。
物理アタッカーへの牽制。特にカビゴンケンタロスペルシアン
対象の物理技と噛み合えば確1で倒せるが、よまれると不発に終わる。
また、同Lvカビゴン・ケンタロスの急所はかいこうせんは受けきれず落とされる。
カビゴンのじばくも受けきれない。
ちきゅうなげ100Lv分の固定ダメージ初代ではゴーストにも当たり、幅広い相手に安定したダメージを与えられる。
特殊火力が高いので有用な状況は少ないが、PPが最大32と持久戦向き。
変化技タイプ命中解説
タマゴうみ-HP1/2回復。高速回復技。ラッキーの要。
ちいさくなる-回避率↑。第一世代では上昇率が大きい。一撃必殺技の回避率も上がる。
小さくなる状態はないのでのしかかりを気にする必要はない。
うたう55相手眠り。命中率は低いが、命中すれば大きな隙をつくれる。
みがわり-みがわり人形をだす。一撃必殺・凍結避けに。
でんじは100相手麻痺。麻痺になれば素早さ1/4。一撃必殺対策に。
こうそくいどう持ちのバインドハメは防げない。
どくどく85相手猛毒。持久形でのダメージソース。だいもんじとのおおやけどコンボも強力。
リフレクター-物理攻撃のダメージ実質半減。交代するまで継続。
物理耐久を補えるが、カウンターとの相性は少々悪く、急所率の高い第一世代環境では無力化されがち。
ひかりのかべ-特殊攻撃のダメージ実質半減。交代するまで継続。
過剰なほどの特殊耐久を得られるが、凍結率と急所率の高い第一世代環境では無力化されがち。

型考察 [編集]

特殊受けアタッカー型 [編集]

推奨Lv:50
確定技:タマゴうみ
選択攻撃技:ふぶき/10まんボルト/サイコキネシス
選択変化技:ちいさくなる/みがわり/でんじは/うたう

第一世代ラッキーの基本的な型。
純粋なアタッカーとしてバランスが良いのは、攻撃技がふぶき/10まんボルト、変化技がタマゴうみ/ちいさくなる。
回避を高めつつこおりでんきの幅広い攻撃範囲で対処し、頃合いを見て回復する。
不一致技ゆえの火力不足のため、ふぶきの凍結に期待するところが大きいので無駄打ちは避けたい所。
ふぶきが切れてしまうと「受けきれても倒しきれない」状況に陥りがち。
攻撃技にサイコキネシスをいれると相手特殊ダウンの追加効果で、擬似的な火力強化ができるが技スペースが厳しい。
みがわりやでんじはなど、搦手の変化技があると一撃必殺やバインドハメへの耐性強化ができるが、やはり技スペースの問題がのしかかる。
この型に限った話ではないが、組ませるパーティー単位でラッキーの役割を明確化させて構築したい。

持久型 [編集]

推奨Lv:50
確定技:タマゴうみ/ちいさくなる
選択攻撃技:ちきゅうなげ/カウンター/だいもんじ
選択変化技:どくどく/みがわり

持久戦に特化したラッキーの型。
基本はタマゴうみとちいさくなるで要塞化し、毒ダメージやPPの多いちきゅうなげでじわじわと削っていく戦法となる。
要塞化する前にふぶきで凍らされる事が一番困るので、できれば他ポケモンで先に対処しておきたい。
居座る関係上、物理アタッカーと正面切って戦うことも十分考えられるため、カウンターも有力な候補となる。
だいもんじはどくどくとのおおやけどコンボ狙い。


対ラッキー [編集]

注意すべき点
第一世代最高の特殊耐久に加え、高速回復技も覚える。
物理耐久もきっちり個体値選別・努力値育成されていれば、ケンタロスのはかいこうせんにも1回は耐えられる。
カイリキーのじごくぐるま、サワムラーのとびひざげりをもってしても、急所に当たらない限り確1はない。
ノーマルかくとうわざにカウンターで合わせられると、高HP低防御のためほぼ確1で返り討ちにあってしまう。
後年のハピナス/ラッキーと違い、不一致技のみではあるが火力もある程度兼ね備えている。
特殊攻撃技、変化技ともに豊富に覚え、搦め手もこなせる。
対策方法
高耐久だが鈍足であるので、先んじて一撃必殺技なりふぶきで行動不能にしてしまうのが一番楽。
バインドハメも通しやすい。
物理耐久は高くなくカウンターで待ち受けていることもあるので、ノーマル・かくとう以外の物理技を使うのも有効。
攻撃技が物理技となるタイプはノーマル・かくとう・どくじめんひこうむしいわ(・ゴースト)。
技威力の関係上、実用的なのはじめんとひこうになる。
ケンタロスであれば、じしん→はかいこうせんのコンボが有効。じしん→じしん→のしかかりと透かすのもあり。
要塞化する前であれば、カビゴンのじばくで1:1交換もできる。
攻撃面はふぶきの凍結に頼っているところが大きいため、交代を駆使してふぶきを無駄打ちさせてしまうのもよい。
同じ鈍足高耐久ポケモンにナッシーがいるが、微妙に素早さが高くねむりごなを使えるので、眠らせてサイコキネシスでゴリ押しする手もある。

外部リンク [編集]