スピアー [編集]
No.015 タイプ:むし/どく 急所率 :14.5%
虫/毒 | HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計種族値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
スピアー | 65 | 80 | 40 | 45 | 75 | 305 | |
モルフォン | 70 | 65 | 60 | 90 | 90 | 375 |
むし×どくタイプの一体。種族値は全体的に低水準。
エスパーに唯一弱点をつけるむし技を最大火力で出せるポケモンという個性はあるものの、種族値不足に加え技威力にも恵まれない。
よりもよってエスパー弱点のどく複合とあって、とてもではないがエスパーキラーは務まらない。
自身より鈍足のエスパー(スリーパー・ナッシー・ヤドラン)相手でも、真正面からの打ち合いとなれば簡単に打ち負けてしまう。
同Lvのスリーパー・ナッシー相手には急所以外で1ターンで落とせる技がなく、返しのサイコキネシスで確1で落とされる。
ヤドランのサイコキネシスは確2で耐えられるが、こちらの「ミサイルばり5発」が確3という涙ぐましい状況であった。
習得可能などく攻撃技はビードル時代に覚えている威力15(22)のどくばりしかなく、どくどくも必中にならならず、
対エスパー戦だけを考慮すると、どくタイプが足かせにしかなっていない。
役割を持つとしたらむし4倍となるくさ×どく複合ポケモン相手となるだろう。
むし×どく複合ということで彼らが主力とするくさ技を1/4で受けられ、はっぱカッターを受けつつの反撃も可能である。
モルフォンのサイコキネシスは同Lvのフシギバナ・ウツボットに対して確3という遂行速度だが、
スピアーのダブルニードルなら確2となりより素早く処理できる。ミサイルばりが5発当たれば確1である。
ただ、スピアーは(ウツボットよりは速いが)フシギバナより遅いため、
ねむりごな+のしかかりを覚えられていると、眠らされている間に落とされるということも十分ありうる。
その点、モルフォンはフシギバナより先にねむりごなで眠らせる芸当もできるため、
スピアーはくさ×どく複合にピンポイントでしか役割を持てない割に、モルフォンと比べ柔軟性や優位性が高くはないのが難点となる。
性能の低さを誤魔化す積み手段は各種用意されているが、耐性の悪さと素の性能が低すぎて積んでいる暇がほぼ無い。
実戦で運用するのは難しいだろう。
なお、防御アップのかたくなるはビードルからの進化個体では習得せず、野生のコクーンのみが習得している。
逆に野生のコクーンは相手の素早さダウンのいとをはくを習得しない。両立は不可能ということになる。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ミサイルばり | 虫 | 14(21)*2~5 | 85 | - | 一致むし技。命中不安ではあるが鈍足エスパー相手にギャンブルを挑むならこの技しかない。 第一世代の連続技の急所判定は最初の1回目のみに行われる。1発目が急所なら残りも急所。 | |
ダブルニードル | 虫 | 25(37)*2 | 100 | 毒20% | 一致むし技。性能は安定しているがミサイルばり3発以上4発未満の威力。 急所についてはミサイルばりと同じ。状態異常判定は1発ごとに行われるため、毒率は実質36%。 どくポケモンを毒状態にできる唯一の技であるが、毒という状態異常が弱く、 自身がバインド技を持たないので特に活かせる場面はない。 | |
はかいこうせん | 無 | 150 | 90 | 行動不可 | 最大火力。威力は2倍ダブルニードルよりやや低い程度。 | |
すてみタックル | 無 | 100 | 100 | 反動1/4 | ミサイルばり4発と同程度の火力を確実に出せるが、反動が痛い。 | |
スピードスター | 無 | 60 | 100 | - | デメリット無しのノーマル技が必要であれば。ポケスタ2以外の第一世代では必中ではない。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
メガドレイン | 草 | 40 | 100 | HP吸収 | 対くさ4倍ピンポイントだが、イワークに対して確2程度の威力。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
いとをはく | 虫 | 95 | 相手素早さ↓。第一世代唯一の相手の素早さを下げる変化技だが、 麻痺(素早さ1/4)の効果が大きい事もあり使い所が少ない。 | |||
どくどく | 毒 | 85 | 相手を猛毒状態に。どくタイプには無効。 | |||
かげぶんしん | 無 | - | 回避率↑。第一世代では回避率上昇幅が大きい。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃↑↑。高くない攻撃を補えるが、かげぶんしんを積めてない状況では使用が難しい。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 素早さ↑↑。高くない素早さを補えるが、かげぶんしんを積めてない状況では使用が難しい。 なお、スピアーには一撃必殺技もバインド技もないので、この技を使わなければ有効にならない戦術はない。 |
型考察 [編集]
くさ・どく複合キラー型 [編集]
推奨Lv:50
確定技:ダブルニードル/ミサイルばり
優先技:かげぶんしん/はかいこうせん
選択技:メガドレイン
対フシギバナ・ウツボット・ラフレシア。
安定のダブルニードルか、上振れすれば確1を勝ち取れるミサイルばりか?
どの道くさ・どく複合しかまともに相手できないのなら、状況に応じてダブルニードルとミサイルばりを使い分けるのがいいだろう。
低耐久故かげぶんしんの恩恵は相対的に大きいので、可能であればねむりごなとのギャンブルに打ち勝って積みたいものである。
はかいこうせんはむし等倍以下の相手に対しての最後の悪あがき目的。
メガドレインは物理技が通りづらいいわ・じめん、いわ・みず複合に対する役割破壊技。
とはいえイワークに対してすら確1にはならず、サイドン相手だと返しのいわなだれで大ダメージを食らってしまうので、こちらも悪あがき目的になるだろう。
対スピアー [編集]
- 注意すべき点
- 第一世代最高のむし技火力の持ち主。
くさ・どく、くさ・エスパーのむし4倍ポケモンだと大きなダメージを食らってしまう。
低耐久ポケモンであるが、第一世代の努力値の仕様でほぼ急所のはっぱカッターを乱7程度に抑え込める耐久はある。
- 対策方法
- 物理耐久も特殊耐久も素早さも低いので、単に先制して高威力技当てるだけでも大きなダメージを与えられる。
タイプ一致の弱点技なら確1~乱1程度で沈む。