サイドン [編集]
No.076 タイプ:いわ/じめん 急所率 :7.8%
高い物理火力・耐久を持つじめん・いわタイプのポケモン。
環境に多い高速低物理耐久でんきポケモンに対して高いストッパー能力がある。
この世代のでんきポケモンは、めざめるパワーがないこともあって、でんきわざを補完するような技をほとんど覚えることができず、
サンダースのにどげり、エレブーのサイコキネシスもサイドンの耐久をもってすればさほど痛くもない。
逆にサイドンは高攻撃力のじしんで確1~乱1の致命傷を与えることが可能。
※なみのりライチュウはVC環境に登場させる手段がなく、ニンテンドウカップ'97ルール準拠だと出場不可の事が多い。
でんき受けというだけであれば、単じめんポケモンやくさポケモンでも可能であるが、
ひこう複合のサンダーの受けも可能なところが、単じめん・くさポケモンに対する差別化要素となる。
サンダーはサイドンに対して有効打を持たないが、サイドンには岩雪崩とふぶきがある。
同じじめん・いわ複合にはゴローニャというライバルが存在する。
ゴローニャは、サイドンより微妙に特殊と素早さが高く、大爆発による強引な突破能力という利点があるものの、
以下の理由によりサイドン有利とみなされている。
- 攻撃が高く、役割対象に対する遂行速度が高い。
同レベルのサンダースに対し、サイドンなら地震で確1だが、ゴローニャでは乱1止まり
同レベルのフリーザー・ルージュラに対し、サイドンなら岩雪崩で確1だが、ゴローニャでは乱1止まり - ふぶきを覚えるので、強引な機能停止を狙っていける。ゴローニャは覚えない。
ケンタロス相手に受けだしてもその後のダメージレースで有利ではないのだが、ふぶきで強引に機能停止に追い込むことはできる。
難点としては、その絶望的な低さの特殊と素早さ。
つのドリルを自力で覚え、地割れも覚えるが、自身より素早さの高い相手には無効という第一世代の仕様のため実用にならない。
HPが高いため不一致弱点技や一致等倍特殊技程度なら普通に耐えるが、タイプ一致の弱点技に対してはほぼ確1で沈んでしまう。
ノーマルポケモンは役割破壊技を持っていることが多いため受け出しは避けて、
でんきポケモンへの役割遂行を第一に考えて慎重に動かしたい。
他のポケモンで麻痺をばらまくなどしてサイクル戦をこなしていけば、こおりポケモンへ岩雪崩を当てるチャンスも出てくるはず。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
じしん | 地 | 100(150) | 100 | - | 一致じめん技。主力技。 | |
いわなだれ | 岩 | 75(112) | 90 | - | 一致いわ技。対ひこう・こおり。ひるみの効果はないがサイドンにはあまり関係ないか。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ふぶき | 氷 | 120 | 90 | 凍り30% | こおりポケモン以外に対して機能停止狙いで使う。威力に期待はできない。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
かげぶんしん | 無 | - | 第1世代では回避上昇率が高くサイクルの中で積むことができればこおりタイプにいわなだれを当てるチャンスがある。 | |||
みがわり | 無 | - | でんき対面で使う。変化技によるまひとねむりは防げない。 |
型考察 [編集]
電気ストッパー型 [編集]
推奨Lv:50,51
確定技:じしん/いわなだれ/ふぶき
優先技:かげぶんしん
選択技:みがわり
技は確定技と優先技でほぼ確定。
Lvは50で十分。51はサイドンミラー意識。
Lv53にするとLv55サンダースをじしんで確1、Lv55フリーザーを岩雪崩で高乱1にできるが、
そこまでLvを割く必要があるのかは他のポケモンと相談したい。
闇雲にでんきポケモンに受け出ししても逃げられるため、
他のポケモンとの連携が大事となる。
サイドンでも上を取れるように麻痺をばらまくのは効果的。
逆にくさポケモンから痺れ粉を貰わないようにしたい。
こおりポケモンに対しては基本的には不利で、特に高物理耐久のラプラス・パルシェンなどに対しては大きな不利を背負う。
だが、岩4倍のフリーザーや低物理耐久のルージュラなら、交代読みなどで逆転のチャンスは有る。